「一人で生きて行く」を意識している貴方へ 103歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い 書評

「一人で生きて行く」を意識している貴方へ 103歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い 書評

103歳になってわかったこと
103歳になってわかったこと


篠田桃江(しのだとうこう) 美術家 1913(大正13)年生まれ。東京都在住。   墨を用いた抽象表現者として、世界中に広く知られており、数えで103歳になった今も第一線で製作している。(2017年現在、104歳)   これからどう生きていくかって、年齢性別や生き方にかかわらず すごいテーマだと思いませんか? そして、残念ながら先人の人たちを見てもあまり参考になる人もいない・・というジレンマ。   そんな中で、とっても素敵な103歳の独身女性を見つけました。   ある意味とってもシンプルで、とっても当たり前なんだけど、ほとんどの人が避けている生き方であり、死への向かい方なんじゃないかと思います。   この本を読んで私の目の前の霧なのか闇なのかがパッと開けた感じがしましたのでご紹介します。 世間の目、一般論、孤独、貧困・・このようなすべての難問をくぐり抜け、さわやかに生きているのが、今回の主人公、篠田桃江(しのだとうこう)さんです。   彼女は墨を用いた抽象表現者として、世界中に広く知られており、世界中の美術館や皇室の列車の壁にも飾ってあるほど有名な美術家です。 彼女の一言ひとことから、いろいろなことを学んでいこうと思います。   今回は勝手に対話風にしましたが、篠田桃江さんの言葉は引用させていただいております。
tom
こんにちは!今日は勝手に対談風に独り言を言わせてもらいます!
篠田桃江 さん
え?なにか聞こえたかしら??
tom
どのような生き方をしてきたのですか?
篠田桃江 さん
私は生涯、一人身で家庭を持ちませんでした。どこの美術家団体にも所属しませんでしたので、比較的、自由に仕事をしてきましたが、歳をとるにつれ、自由の範囲は広がったように思います。自由というのは、どういうものかと考えると、今の私かもしれません。なにかへの責任や義理はなく、ただ気軽に生きている。そんな感じがします。p14
tom
自由と引き換えに失くしたものは?
篠田桃江 さん
自由という熟語は、自らに由ると書きますが、私は自らに由って生きていると実感しています。自らに由っていますから、孤独で寂しいという思いはありません。むしろ、気楽で平和です。p15
tom
何かがあったとき・・とか思わないのでしょうか?
篠田桃江 さん
私は、二十四歳で実家を出てから、ずっと一人で暮らしていますが、孤独をあたりまえだと思っています。一人の時間は特別なことではなく、わびしいことでもありません。誰かが一緒にいないと寂しくてたまらない、と思ったこともありません。ごく自然に、一人でいることを前提に生きてきました。 また、人に対して、過度な期待も愛情も憎しみも持ちません。p17
tom
103歳の年齢をひとりで生きるコツって?
篠田桃江 さん
歳相応という言葉がありますが、百歳を過ぎた私には、なにをすることが歳相応なのかよくわかりません。しかし、「年甲斐もなく」とか「いい歳をして」とか、何歳でなにをするかということが人の生き方の指標となっています。(省略)私は歳には無頓着です。これまで年齢を基準に、ものごとを考えたことは一度もありません。この歳になったからこれをしてはいけない、この歳だからこうしなくてはいけないと思ったことがないのです。自分の生き方を年齢で判断する、これほど愚かな価値観はないと思っています。p44
tom
そう思えるようになった原因は?
篠田桃江 さん
私が、自由に作品をつくることができるようになったのは、戦後になってからのことで、三十代後半になっていました。初めて個展を開いたのは、戦後の混乱期で、四十歳を過ぎていました。その後、四十三歳で渡米しましたが、この渡米がきっかけとなり、私の作品は世界中に広まることになりました。当時は、女性が仕事をスタートさせるのにはたいへん遅い年齢でしたが、自ら年齢で縛り付ける生き方をすることのほうが、私には不思議でしたp46
tom
夢はあるけど毎日に追われてそれどころでは(汗)・・
篠田桃江 さん
私は、これまでスケジュールもなく生きてきました。一切、スケジュールを立てません。予定とか目標とかいうものを、あまり好まないからです。p80
tom
予定や目標がないのは不安かも。。
篠田桃江 さん
規則正しい毎日がいい、とされていますが、なにをもって正しいのでしょう。毎朝、決まった時間に起きて、食事をするのが規則正しいのか。私は、一般的に規則正しい、とされていることからは、はずれた毎日を送っています。(省略)規則正しい生活が性に合う人もいるでしょう。計画を立てないとならない事情も、ときにはあるでしょう。しかし、あまりがんじがらめになると、なにかを見過ごしたり、見失っていても、そのことに気がつきません。p81
tom
そういえば、〜しなければって用事が多いなー
篠田桃江 さん
人は、用だけを済ませて生きていると、真実を見落としてしまいます。(省略)お金にしても、要るものだけを買っているのでは、お金は生きてきません。安いから買っておこうというのとも違います。無駄遣いというのは、値段が高い安いということではなく、なんとなく買ってしまう行為です。なんでこんなものを買ってしまったのだろうと、ふと、あとで思ってしまうことです。しかし、無駄はあとで生きてくることがあります。p87
tom
無駄は後で生きてくる??
篠田桃江 さん
時間でもお金でも、用だけをきっちり済ませる人生は、1+1=2の人生です。無駄のある人生、1+1を10にも20にもすることができます。(省略)無駄はよくなる必然(兆候という意味合い)だと思っています。p88
tom
どんな人生が良いのでしょうね・・
篠田桃江 さん
ほどほどに、まあ、八十代の平均寿命をまっとうして、なるべく病気をせず丈夫で、お金もほどほどにあり、人に迷惑をかけない。そういう人生がいいだろうと、非常に常識的な一つの典型をつくることはできます。しかし、それが人間のほんとうの幸福かというと、その人が幸福と思えば幸福ですが、ああつまらない、退屈な人生と思えば退屈です。p91
tom
自分がどう思うかということ・・
篠田桃江 さん
どのように生きたら幸福なのか、「黄金の法則」はないのでしょうか。自分の心が決める以外に、方法はないと思います。(省略)これくらいが自分の人生にちょうどよかったかもしれないと、満足することのできる人が、幸せになれるのだろうと思います。p92
tom
自分になにができるのだろうと思ってしまいます・・
篠田桃江 さん
初めての書展で、そのときの評価は、書道界の人から、才気煥発だけれども、根なし草だと批判されました。戦前は、平安朝の名筆を、下地にして書くことが主流だったのですが、私はそれをしませんでした。名筆を写さなかったので、根がない、と嘲笑されました。p100
tom
よくありがちな守りでガチガチな一般論ですね・・
篠田桃江 さん
養分(名筆)をいかに吸収し、形成するかはその人次第です。私は、自分の根がつくり出す、かたちや線を可視のものにして見たい、と思いました。あれから八十年近くが経ちますが、根は、他者にあるのではなく、その人自身の一切だと思っています。p101
tom
人生の立ち位置について参考にしている人や書物などを教えて下さい
篠田桃江 さん
私には、五十年来、手元に置いている書があります。「わが立つそま」 文学の上で、この言葉は、自分が立ちうる場所、自分が立っている場所を意味します。「そま」は漢字で「杣」と書き、滑り落ちそうな山の斜面にある、ほんの少し平になった場所を指します。 (省略)人生は長く、平坦ではありません。それこそ山あり谷ありです。そのなかで、やっと、つかのま安心できる小さな場所を見つけた。そのことに感謝をし、神仏のお恵みがありますようにと、いつの時代も、祈る心は変わらないのでしょう。p163
tom
今の幸せを当たり前だと思わずに、「つかのま安心できる小さな場所を見つけた」と感謝をし、少しでも長く居られるように祈る・・ステキですね。
tom
最後にどのように暮らしているのでしょうか・・
篠田桃江 さん
一種、唯我独尊(ゆいがどくそん)で、環境や流行などにとらわれたことはなく、人の目がどうであろうと関係なくやってきたように思います。周囲と違っていると自覚しても、人と違っていいのだと自分に言ってきました。
tom
自分を信じ、自分の生き方をする・・当たり前だけどできてないですね。 でも、本当にいろいろと学ぶところがありました!ありがとうございます!!
篠田桃江さんを知ったのは、あるテレビ番組に出られていたのを見てからです。凛とした眼差し、シャキンとした姿勢、作品の斬新さ、色気、すべてに魅了されてしまいました。 きっと想像もつかないような長い、長い時間を自分と向き合い生きてこられたのだと思います。 なんとなく「一般的な枠」のなかに入り、思考停止で生きている人たちとは生き方や価値観などは全く違うのだと思います。 彼女には彼女の人生の課題があり、「一般的な枠」で生きている方とは人生の課題や成熟度が全く違うのでしょう。 だからこそ、お互いその違いを認め「自分らしい生き方」を探すことこそが大事なんですよね。 そして、自分と違う生き方を批判したり攻撃するのではなく、「今の私の課題ではないのだ」と受け流したら良いのだと思います。 他人より自分の人生なんだー!ってことです。

人生に迷った時、ぜひ何度も読みたいと思った一冊となりました。

tom
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